隠しカメラを使うと犯罪になるのか
隠しカメラを使うと犯罪になるのでしょうか。
隠しカメラを使う人には気になる点ですよね。テレビで隠しカメラを使って逮捕されたというニュースを聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。ひょっとして自分も捕まってしまうのではないかと心配する方もいるかも知れません。
犯罪になる隠しカメラの使い方をまとめました。
目次
犯罪になる場合
隠しカメラを使う人が犯罪者になるわけではありません。隠しカメラの使い方によって犯罪者になったり、ならなかったりします。
その理由は、憲法で隠し撮りが犯罪であるという明確な定めがないためです。
現在の日本国憲法ができたのは終戦後の昭和22年です。その時代に隠し撮りのような犯罪は想定されていませんよね。そのために、明らかに犯罪であること使い方と犯罪とは認められない使い方に分かれています。
では、どんな場合が、犯罪になるのでしょうか。
わいせつ目的
テレビで報道されている犯罪では、大半がこのわいせつ目的です。この場合は、軽犯罪法や迷惑防止条例に抵触します。これは、明らかに犯罪です。
上映している映画の撮影
映画館で上映されている映画を撮影することも犯罪です。理由は、著作権の侵害にあたるからです。映画館でも上映前に撮影すると犯罪だから、撮影しないように呼びかけていますよね。
無許可で公開すること
隠しカメラで撮った画像・映像をネットなどに公開する場合も注意が必要です。映っている人から肖像権の侵害で訴えられると犯罪になります。この場合は、本人の許可なくというところがポイントです。許可があれば、肖像権の侵害にならないので、犯罪ではありません。
まとめ
隠しカメラを使うと犯罪になると決まっているわけではありません。
犯罪になるのは、法律を犯した場合に限られます。正しい使い方をすれば、法律に触れることはありません。しかし、一部の人達が誤った使い方をして事件を起こしています。その結果、隠しカメラを使うと犯罪になるのではないかと誤解してしまうんです。
犯罪はもちろんダメです。正しい使い方をしましょう。